メルマガ『はたごや・にゅうす』今回の要旨11月

11月5日号
『旅館のサービスも社員教育もビビっても仕方がない』

アンケート評価やお客様からの要望、意見に耳を傾けることは大事です。が、それを応えることが宿が目指している方向性と合致しないのであれば、そのご要望は切り捨てる勇気、覚悟を持つことが大事です。その代り、今こちらの宿を評価して下さるお客様を大切にしなければなりません。今の延長線上で、もっともっと高みを目指す義務があります。
これはサービス面に関することだけでなく、若手社員の教育もそうです。せっかく採用した社員を大切に育てていかなければなりません。
が、「辞められたら困る」という事から、甘やかす・過保護にするのは正しくありません。
少し乱暴な表現になりますが、戦力にするために、戦力として採用したはずですね。なら、戦力となるかならないかを、早く判断し、もし向いてないなら、その社員は早く次の仕事を探した方がいいです。その方が新しい可能性が広がりますし、会社にとってもムダを省くことができます。
とはいえ、採用した社員は、理由はどうあれ、「就社」ではなく「就職」として採用したはずです。それなら、早く一人前の社員になるべく育ててください。「育てる覚悟」を持ってください。会社とは、先輩社員とは、「仕事の楽しさ」を教えるために存在しています。そのために、あらゆる手段を尽くし、後輩に接します。

社員教育も同じことです。「この会社を、この仕事を好き」と言ってくれる社員は大切にしなければなりませんし、今の延長線上で、もっと高みを目指させる義務があります。逆に目指さなければ、組織として会社としての未来がない。その覚悟が必要です。



11月19日号
『分かりやすいモノほど比較しやすいからこそ、小さな部分に気を配りたい』

10月度の定例勉強会後の食事会にて足を運んだお店。「これは再訪しないとダメだな」と強く思ったほど、素晴らしい飲食店でした。
お造りとして出てきた鰆の藁焼きも、とてもシンプルですが、究極の感動でしたし、何回か提供されたお醤油もどれも飲めるほど、美味しいものでした。また、最後の食事は土鍋で炊き上げるご飯(白米)で実に美味しかったのですが、味噌汁は出汁もしっかりとり、温度も完璧なのですが、味噌そのものの味・香りを感じることができず、それまで感動に浸っていた世界から、現実に引き戻された瞬間でした。(もちろん、こちらの飲食店を否定しているものではありません。必ず再訪しようと思っているぐらい、感動したお店です)
「味噌」「醤油」。これはどの旅館さんでも使っているものですが、消費者も普通に毎日口にしているものです。
誰でも知っているからこそ、”相対比較できる”ことを、しっかり考えていらっしゃいますでしょうか?
分かりやすいモノほど比較しやすいのです。「お米」や「漬物」もそうですね。ですが、旅館はどうしても「大量生産」になってしまいますから、これらはつい、手を抜きがちになります。使用する器もそうですし、提供する側の意識もそうです。
ですが、「些事は神に宿る」といつもお伝えしているように、誰もが手を抜きがちだからこそ、そんな小さな部分に気を配る大切さを今一度、考えていただきたいと思います。