「はたごやにゅうす」今回の要旨10月

2018年10月1日号 『居場所』

新入社員がもう自分はダメかも、辞めたいと考えてしまう理由のひとつに「自分の居場所がない」と言葉が出てきます。ですが、「居場所」は見つけるものではなく、”作るもの”と彼らには言います。
さて、この「居場所」についてですが、会社・旅館でも同じように考える必要があります。『商売とは”位相差”を作ることが最大の目的』ですといつもお伝えしていますが、宿としての価値を認識していただける立ち位置を作ることが、居場所を作るということになります。
この宿だからこその●●、ここでしか体験できない●●、ここでしか食べられない●●。それぞれの宿の絶対評価を作り上げ、それを増やしていく努力こそが、成長し続けるために取り組むべき要素です。


2018年10月22日号 『相対比較を避ける強い信念』

購買頻度が低い商品を購入するとき、相対比較よりも絶対比較による価格決定〜購買意志決定が行われます。車で例えて言うなら、ベンツはベンツ。ベンツが欲しい人はクラウンと比較して・・・という行動は起こしません。
相対比較にならない大前提として、絶対的に必要なのは、『ブランド』です。
旅館業も購買頻度が低い商品ですが、皆様の宿はそれだけの価値を作る努力をなされているでしょうか?
他の宿にはない、他の宿では体験できない価値=明確な価値。この明確な価値があれば、それは相対比較の対象になりません。つまり、価格競争に巻き込まれないという事になります。
絶対評価に応えるだけの価値を作ることを真剣に取り組んでいかなければなりません。


2018年10月29日号 『旅館業としてのブランド』

「旅館業」と「宿泊業」。似ているような言葉ですが、天と地ほどの差があります。サービスの質が違うのを始めとして、室料売上設定、料理売上設定も異なるので、売上設定基準自体が異なることになります。
「旅館業」であれば、10月22日号にも書いたように、相対比較されない絶対的価値=明確な価値を作るべく、それをベースに商売をしていかなければなりません。
そのプロセスそのものが、企業としての進化、旅館業としての進化を遂げることになり、つまり「宿としてのブランドの進化」へとつながっていきます。旅館業としてのブランド力を改めて見直す。そして強化する。
その切口は決して難しくなく、まだ景気が安定している今が、それに取り組むチャンスです。この旅館業としてのブランドの進化・・・については、12月12日の旅館業経営政策提言セミナーにて詳しくお伝えして参ります。