「はたごや・にゅうす」今回の要旨9月

2018年9月18日号 『教育とは継続が全てです

新入社員研修(カリキュラム)でよく見受けられるやり方。「●日は●●先生」「▲日は▲▲先生」。それぞれの専門分野の先生をお招きして、新入社員への研修を実施するというものですが、果たしてついこの前まで学生だった彼らがどこまで理解できるのか、考えたことありますか?研修は講師の先生の高尚な話を「聞かせることが目的」ではありません。
DWC佐藤の根底にあるのは、「ずっと彼らに寄り添って全人格的に付き合い、彼らの人生を第一に考え彼らを成功に導きたい。その義務を負っている」という思いです。ですから、研修講師のごとく一方的に話をすることはありません。彼らにとって、その時々で一番必要な話をしていきます。
だから、繁忙期の夏休みが終わったときの研修の第一声は、「この夏、本当に良く頑張った。一所懸命やってくれてありがとう」です。
研修でその企業様にお邪魔しているとき以外でも、佐藤はあらゆるクライアントさんのスタッフと個人的にラインをやりとりし、話を聞いたり、質問や疑問に答えたり、不安を解消したりする時間にけっこうな長い時間を費やしています(深夜も時間関係なく 笑)。
研修のたびに講師が変わると、講師も通り一辺倒の話しかできませんので、彼らと全人格的に付き合うことはできないのです。
人の採用が難しくなってくる昨今、定着率をいかに高めていくかが大きな課題。だから、ひとり一人を大切に尊重しながら、「会社にとって貴方がどれだけ大切か」をしっかり伝える必要があります。
定着率がなかなか伸びない企業様が仮にいらっしゃったとしたら、全ての結果はそのプロセスにある。今までの教育のプロセスに問題・課題があるのだと思います。

繰り返しになりますが、「教育は継続」。だから、可能な限り、一人の人(先生や講師)が、ずっと研修・教育を続けることが一番大切です。


 

2018年9月25日号 『二〇分の一の確率の努力

今の時期はあきの繁忙期に向けてひと段落を向かえている企業(パン屋・菓子屋・旅館などのメーカー系)が多いと思います。「繁忙期=自らの店(宿)の長所を知っていただくために忙しい」ということは繰り返し述べてきていますので詳細は割愛しますが、ひと段落だからこそ、考えるべきことがあります。「次の仕掛け」を考えていますか?
この時期が落ち着くというのは毎年の繰り返しです。もちろん、観光に対する意識や動機も薄れる時期ですので、お客様も動きにくいのは事実です。でも、動かない客というのは、いわゆるそれぞれの宿にとっての”入門客”。リピーターはどうでしょうか?
リピーターは観光が主目的ではなく、宿に泊まることが主目的です。とすると、「どうしたらお客様=リピーターが泊まりに来てくれるんだろう?」と考えることが必要です。それがないから、毎年の繰り返しで「この時期は・・・(少しヒマ)」という状況になるのではないですか?このヒマな時期に少しでも売上を伸ばすことができれば、例えば夏の繁忙期に現場が大混乱するようなギュウ詰めの入れ込みをしなくても、財務的にラクにならないでしょうか?
比較的余裕がある時期だからこそ、料理を作る調理場も、サービスを提供する係も、予約もできることがあるとお考えいただきたいのです。

少し話はそれますが、激戦が続く回転寿司業界。スシロー と くら寿司は繁盛店として知られていますが、くら寿司では、新しい寿司のアイディアをどうやって形にするのかといえば、「3000個のアイディアを出して、採用されるのはたったの5%」なんだそうです。つまり、確率的に言えば、二〇分の一の確率。くら寿司の繁盛の源はここにあるのだと思います。
どうでしょう?旅館の調理長様はもちろん、調理場の皆様、それだけの試作をされておられますでしょうか?それだけの努力をされているでしょうか?
宿の価値=商品 がいつもと同じなら、少しでも観光要素が楽しめる時期に行きたい!と考えるのが普通です。でも、そんな外的要因に頼らなくても済む取り組みが必要なんだとお考えください。その取り組みは、繁忙期ではない端境期こそ必要です。