メルマガ「はたごやにゅうす」今回の要旨7月

2018年7月2日号
『今回のテーマ:旅館業の収益力と人時生産性』

これからの先のことを見据えれば、旅館業界が考えることは「人時生産性の向上」たった1点です。その生産性の向上は『宿泊単価』のみによって実現されるものです。その宿泊単価のアップは旅館業界は、設備投資をすることに頼り、図ってきましたが、これからの設備投資はその内容も真剣に考えなければなりません。
それが”収益力と人時生産性”です。安易なベッドルーム客室、露付客室、ライブキッチン型(レストラン)会食場での設備投資では非常に困難です。
先日の観光経済新聞に「部屋食のゆくえ」という記事が掲載されていましたが、私もずいぶん昔から「部屋食は益々注目を浴びるようになる」と伝えてきていますが、その部屋食のあり方・やり方もこれからの時代にあったものでなければなりません。

 



2018年7月17日号
『今回のテーマ:人材教育の本質の本質』

 

〜今回のはたごやにゅうすは、7月12日に開催した定例勉強会の内容をまとめたものです。その詳細は「はたごや・にゅうす」にて配信しましたので、ここでは一番大事な部分だけをお伝えします〜


「人材育成」の根底にあるのは、単に”社員教育”という視点ではなく、突き詰めると、『旅館の単価アップ』です。旅館のようなサービス業ではない皆さまにとっては、『顧客満足度を上げる』という視点でお考えください。
5年ほど前より、人手不足の時代の到来及び、旅館の宿泊客数は増えないことを繰り返し述べてきました。単価アップを多くの宿は設備投資・改装をしてハードに求めてきましたが、ハード優先で単価アップができる時代ではありません。ハード的な”新しさ”を求める時代でもなくなりました。それよりも、人的サービスを含めたソフト面での質的向上を図り、それにより単価アップを図っていかなければ、会社も儲かる体質へと変わっていきません。
これらが根底にあっての「人材育成」です。「社員教育」です。でも、人の教育は本当に難しい・・・。だからこそ、佐藤が真剣に話をした事は次の通りです。
■教育のスタートは「天職発想を持たせること」から。
→どんな仕事でも「自分にはこれが一番合っている」と思うことがプロ意識になる。プロ意識を持つからどんな仕事にも向き合うことができ、仕事が楽しくなる。そして、先輩の役割は「一所懸命な姿」を後輩に見せること。

■モノゴトの判断は、損得ではなく「善悪」で
→忙しくなるとつい手抜きをしたくなるが、それは「善悪」で考えると「悪」。日頃から考え方、行動の基準を「善悪」と植えつけていくこと。

■人は育てるもの
→人は育たない。「育てるもの」。だからそれなりの”投資”が必要になる。

■孟子の四瑞の教えを意識して教える大切さを改めて
→@仁 A義 B礼 C智 最低でもこの4つを幹部は意識して接し、教育していくこと


■本物のリーダーはこれから益々必要
→本物のリーダーとは、現場社員と同じ目線で考えられる人。時に一緒になって働いてくれる人。現場社員が「あぁ!このリーダーについていこう!」と納得できるリーダーであること。

■「才覚」よりも「人格」
→どんなに仕事に対する才能、能力があっても、最後は「人格」

■組織に常に刺激を与え続ける必要性
→毎日、業務の繰り返し。仕事以外で、集まっての研修や教育する時間もない。そんな会社でいい人材が育つわけがない。違う刺激を与えることが必要です。その刺激とは、幹部が与えてもいいし、外部の人間に求めてもよい。

〜繁忙期の夏休みに入る前、例会メンバーと真剣に社員の定着率向上、教育について考えた4時間でした〜



2018年7月23日号
『今回のテーマ:人に任せ 人を育てて高い付加価値を作り出す』


何か新しい事に取り組む際、特に旅館業の場合はその相手が”対お客様”故、経営者はどうしても、失敗したときのクレームや低評価を恐れ、チャレンジに対して慎重になってしまいがちです。ですが、経営者が考えるべきことは、『人を育てていかなければ、組織として成長が止まる。組織として成長が止まるということは、会社の成長も止まるということ』です。
”今”というミクロな視点ではなく、会社の将来・未来を見据えた”マクロ”な視点で見ていただきたいと思います。

そしてもうひとつ。DWCが常々伝えていることは、『社員を仕事を通して、彼女たちをワンステップもツーステップも成長させたい。自分で考えるから成長できる。成長できるから仕事が楽しい。この仕事に誇りが持てる。』という事。
また、『人による高付加価値を作る宿こそが本来の日本旅館』これを忘れたことなどありませんし、これこそが日本旅館だと思っています。