はたごやにゅうす 今回の要旨2月

2018年2月5日号

『人に優しい企業でありたい』


今年成人式を迎えた社員に対して総料理長が彼らの為に正式な特別会席を用意し、社長を囲んで「●●館の成人式」と伝統的に儀式を行うA旅館。
休館日を4日間も取り、行先は社員が決め、今年は台湾旅行に行くことになったB旅館。
業者のお付き合い海外旅行に新卒で入り勤続2〜3年以上の頑張っている社員を対象に毎年行かせるC旅館。ハワイ、中国、シンガポール、タイと様々です。

「頑張ってもらっているんだから、それに応えるのが当たり前。」
「社員がいてこその旅館。」
「それを無視して宿屋は出来ないですよね」

A・B・C旅館の社長様がたは、皆さん同じことをおっしゃいます。

今や新卒が就職活動をするときに重視するのは、給与や福利厚生よりも”休日数”を重視する時代です。
だからこそ、社員に対してどう接するのか。単に「やりがい」「社会貢献」などと言っても通じないのかもしれません。

そんな世の中だからこそ、社員を大切にする会社、つまり社員に対して優しさを表現できる会社を目指したいものです。
売上だけを目指す”覇道”ではなく、本物の経営を目指す”王道”です


 

2018年2月19日号

『柔軟な対応が価値を創る』

昨夏、定例勉強会後の食事会で足を運んだ和食店。最初に出てきた一品は「お造り」でした。そこのお店は超正統的な和食店舗であるにも関わらずのいきなりの「お造り」。板長さんに理由を尋ねたところ、「今日のように暑い日は最初に冷たい一品を出す事で、その後の料理を美味しく進めていただこうと考えて、お出しすることがあります。」

先日、札幌で足を運んだ和食店。提供されたお造りはツマ、剣、山葵、醤油すらない「本当の1点盛り」。
「とても美味しい◆◆が入ったので、本日は1点盛りでご用意致しました」の説明に驚きを禁じえませんでした。

『本当に美味しく感じる食べ方や出し方』を考える時代になったと思います。普通に美味しいだけで満足いただける時代ではありません。品数だけで満足を得る時代ではなくなります。
”常識的な献立組は、教科書そのものなので、それでは飽きられてしまいます”
”サービスとは押し付けである”ということを、改めて考えさせられます。

そんな事を柔軟に考えられる宿・料理人が次の新たな価値を創り上げていきます。